BTSの新曲「Film out」は、心を締め付けられるような喪失感を感じるMVと、美しいヴォーカルラインにラップラインの掛け合いが素晴らしくて、見るたびに涙が込み上げるような名曲ですね。
「Film out」の考察を続けながら、BTSの過去の「花様年華」の世界を表現したMVを振り返って見ていたところ、劇場版シグナルの主題歌である「Film out」は、シグナルドラマ版の主題歌だった「Don’t Leave Me」のオフィシャルMVから、続いた世界観を表現したものなのではないのだろうか?という疑問が湧き上がって来ました。
私なりのBTSが劇場版シグナルの主題歌「Film out」をを担当することになった理由や、ドラマ版シグナルの主題歌だった「Don’t Leave Me」の考察、感じたことを書き記したいと思います
BTSが「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」の主題歌に選ばれた理由
BTSリーダーのRM(ナムジュン)は、今回の映画「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」の主題歌「Film out」の制作について、オファーを受けたことに対して次のようにコメントしていました。
ドラマ「シグナル」で僕たちの歌「Don’t Leave Me」が主題歌でした。そして今回、さらにスケールアップした映画でも主題歌を担当することになり、とても嬉しいですし、作品もとても楽しみです。
そうなのです….
劇場版シグナルの主題歌「Film out」はとても素晴らしい楽曲なのですが、実はBTSはすでにドラマ版シグナルの主題歌を担当したことがあり、2018年に「Don’t Leave Me」という名曲を制作していました。
BTSにとって、坂口健太郎主演ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』の「Don’t Leave Me」は、初めて日本のドラマで主題歌を担当した曲となっています。
BTSは2021年現時点では、ドラマや映画の主題歌を多く手がけていて、「Stay Gold」はテレビ東京系ドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」の主題歌になり、「Stay Gold」と「Lights」の二曲は「恋とオオカミには騙されない」の挿入歌になりました。
2020年には「Your eyes tell」は、吉高由里子と横浜流星のダブル主演映画『きみの瞳が問いかけている』の主題歌になり、ぞくっとするような美しいヴォーカルは、JUNG KOOKが作曲に参加しています。
そして今回の劇場版「シグナル 長期未解決事件捜査班」の主題歌が「Film out」…back number提供でグクが作詞作曲、MV制作に参加した楽曲となっています。
意味深なMVと歌詞や、「FAKE LOVE」とリンクするMVの構成から、私は「Film out」のmvを一目見て、これはBTS UNIVERSEの世界観「THE NOTES」の内容とリンクした、花様年華の世界を表現したMVだな….と思いましたが、なんと「Don’t Leave Me」のMVを見ると、「THE NOTES1」の内容となっていて、「Film out」は、その続編「THE NOTES2」の内容を映像化したものだということがわかりました。
BTSがシグナルの主題歌を担当した理由はなぜ?
2018年、我らがBTSのリーダーRM(ナムジュン)は、ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」で初主題歌を担当したことに対してコメントをしています
「初めてドラマの主題歌に挑みますが、韓国でヒットしたドラマの主題歌に参加することになって光栄で、少しでも力になれたらと思います。
この曲に’You don’t gotta worry bout a thing~’という歌詞がありますが、その歌詞のように心配することなく、完璧な曲が仕上がったと思いますので心強いです」
…そう、このドラマ版シグナルは、RM(ナムジュン)がコメントしていた様に、もともと韓国のドラマなのです。
2016年に韓国・tvNで放送されたテレビドラマ『シグナル』のリメイク作品なので、フジテレビでリメイクされたもの。知っている人にとっては韓国に縁が深い作品と認知をされていました。
ちなみに、現在韓国版シグナルは、ネットフリックスでサブスク視聴することが可能です。
ドラマ「シグナル」の内容が、「無線機を通じてつながる“現在”と“過去”の刑事が、長期未解決事件に挑む」というものなのですが、言い換えると、悲惨な結末を回避するために過去を変えることを目標として、時間を超越して必死になる主人公の葛藤を描いた作品であり、そのコンセプトはBTSがMVや「THE NOTES」で描いていた「花様年華」の世界、BTS UNIVERSEの世界観とシンクロしています。
ドラマ版シグナルの主題歌がBTS「Don’t Leave Me」になった理由は、
韓国由来のドラマである
BTSの描く「花様年華」のストーリーと、「シグナル」のドラマの内容が似ている
この二点が大きいのではないかと思います。
JUNG KOOK(グク)はドラマや映画のサントラへの意欲を持っていた
今回の『劇場版シグナル』主題歌の「Film out」や、劇場版『きみの瞳が問いかけている』主題歌の「Your eyes tell」の制作にも深く携わっているJUNG KOOK(グク)は、ドラマ版シグナル の主題歌を担当した際、ドラマや映画のサントラへの意欲を語っていました。
「映画やドラマのサントラに参加してみたいと思っていましたが、本当に参加できて光栄です。僕たちが歌う主題歌を聴きながらドラマにもっと集中して頂けると嬉しいです」
「Don’t Leave Me」の作曲は、BTSの楽曲を多く手がけている日本人作曲家のUTAさんや、Pdogg(ピードッグ)さんが中心となって制作していました。
ドラマや映画のサントラへの意欲を持っていたJUNG KOOK(グク)は、「Your eyes tell」の制作に対しては、「映画『きみの瞳が問いかけている』を観て感動して、歌詞を書き下ろし、日本人作曲家のUTAさんなどと協力し合いながら制作をしたそうです。
所属事務所Big Hitエンターテインメントのパン・シヒョク代表プロデューサーは「Your eyes tell」は「台本を読んで、映画の編集中の映像を見たジョングクが作った曲です」と伝えています。
主題歌を初めて担当してからわずか三年で、こんな完成度の楽曲を次々生み出して主題歌にしてしまうとは、さすがですね
back numberとBTSが仲良くなったきっかけはMステで楽屋が向かいだったから
シグナル映画化が決定した際に、関係者は、2018年にドラマ版シグナルの主題歌「Don’t Leave Me」を書き下ろしたBTSに再び主題歌をオファーをしたそうです。
そうして、今回の新曲「Film out」の制作をすることになったBTSは、曲のプロデュースにback numberを指名して依頼をしたそうです。
BTSがback numberに楽曲制作を依頼したきっかけは、日本の音楽番組で楽屋が近くだっことから交流があったとのこと。
BTSがback numberに楽曲プロデュースを依頼。以前、音楽番組出演の際に楽屋が近かったことでお互いにあいさつをする機会もあったそうで、BTSからのオファーを back number が快諾し、back number にとって初の楽曲提供が実現することとなった。
BTSとback numberが仲良くなったきっかけの音楽番組はなんなんだろう…?
気になって調べて見ると、なんと、2017年Mステで、楽屋が向かい同士だったことから、一緒に写真をとっていることがわかりました。
これですね!
「2017年12月12日のMステーションスーパーライブで、BTS (防弾少年団)とback numberの楽屋が向かい合わせだった」ことが縁で、名曲「Film out」が生み出されたんですね!
袖振り合うも他生の縁といいますか、偶然のささやかな出会いさえも、前世からの深い緑で起こる…そう言われていますが…
人との出会い、縁って素晴らしいです
(2017/12/22)
楽屋が向かい同士だったBTSの皆さんとback numberで!
なんて素晴らしい出会いなのでしょうか。感謝です
2017年12月12日のMステーションスーパーライブでは、BTS (防弾少年団)は DNA -Japanese ver.-を歌っています。
BTS DNA ーJapanese Ver.ーの中で、
「全ては偶然じゃない….奇跡みたいな運命」
と歌っています。
BTSとback numberが出会い、「Film out」の様な名作が作り出されたのも奇跡みたいな運命ですね😭
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